【Power BI】ImportからDirect Queryに接続方法を変更するための考慮点

オンプレミスゲートウェイをインストール、構成したのち、データソースを設定して

リモートのデータベースに動的な接続が可能になっても、Power BIのサイトに

レポートを発行するためには、ほかにも構成を見直す必要があります。

 

【クエリの接続設定】

Power BI デスクトップの画面上部のメニューに[クエリの編集]をクリックすると

新たにメニューが表示され、[クエリの編集]をクリックするとクエリエディタが

表示される。Import接続の状態でクエリを作成したまま、Direcet Queryにより

接続しようとすると、下図のように画面上部に警告メッセージが表示される。

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この警告を解決しないまま、Power BIに発行しようとしても成功しないという問題に

解決するには、クエリにそれぞれ設定されている接続先を変更することになる。

 

 どのようなクエリがいくつ登録されているかを把握するには、クエリエディタの画面の

左側に表示されている数字と一覧に表示されている(下図)。

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クエリにそれぞれDirect Queryに接続するためのデータソースを設定するのは

煩わしい部分もあるが、クエリがそれぞれ照会しているデータソースが異なる場合は

個別に接続先を変更できるという有用な部分もあることが言えよう。

 

たとえば、上図の受注明細のクエリを選択すると、右側の画面に「クエリの設定」

画面が表示される(下図)。適用したステップに操作履歴が一覧に表示されている

なかから、「ソース」を選択して右側の歯車のアイコンをクリックする。

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下図の画面が表示されると、入力項目に以下の条件を満たしていることを確認する。

 サーバー;オンプレミスゲートウェイのデータソースの名前として入力したFQDN

 データベース;オンプレミスゲートウェイのデータソースに設定した

        データベースの名前

 データ接続モード;Direct Queryが選択されていること。

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 この作業をほかのクエリにもれなく実施する。その後「閉じて適用」ボタンを押下して

設定した内容を反映させると、はじめに挙げた警告メッセージは表示されなくなるのが

確認できる。

 

ここまで条件を満たせば、Power BIの発行を実行すると成功する。

動作を確認するには、Power BIに表示されているカラムを対象に、データベースの

テーブルのデータを変更すると、Power BIに表示されている内容が反映されている

ことを確認できる。